2012年5月31日木曜日

目の見えない人はどうしているのか

目の見えない人はどうしているのか

白い杖をもった目の不自由な方が街を
歩いているのを見かけることがあります。
中には、手伝いを必要といないかのように、
雑踏の中をすいすい歩いている人もいます。
こういう方々は、いったいどのような知識をもち、
どのような情報を手掛かりにして、街の中を移動しているのでしょう。
目の見えない人たちは、あたかもコウモリが
自分の発した音の反響を手がかりにするように、
白杖でたたいた反響音を手がかりにしています。


なお、風の流れであるとか、人・自分の足音、
雑踏の様子などを手がかりに自分の入りを見極め、
次へのナビゲーションの手がかりとしています。
目の見えない人ならではの特殊能力という意味でしたら、
それはちょっと違うようです。
もちろん、見えない人は目の見える人ほど効率よく移動はできません。
しかし空間認知の研究データでは、
目の不自由な人も何度か移動しているうちに
目的地までの経路を学習が、目の見える人とほとんど
同じレベルにまでなる結果が得られているそうです。