2012年5月31日木曜日

街をうまく移動するための知識と技術3

外的資源の利用

マンガ「ドラえもん」のどこでもドア」をご存知ですか?
行きたい場所の名前さえ言えば、目的地に行ける魔法のドアです。
これをいつも使えば、のび太やドラえもんは方向オンチという
自覚を持つことなく、迷子になることなくどこにでもいけるでしょう。
道具は私たちの問題解決能力をサポートしてくれますが、
同時に自力で解決する能力を奪うことにもなります。
したがって、道具を使うことの利益と失うかもしれない
能力の間のトレードオフを理解しておく必要があるでしょう。
また、最新の機器
(GPSやPHSなどによる位置情報を利用したシステム)と並んで、
古くからある「情報システム」ももっと活用できるはずです。


その情報システムとは「人」のことです。
街の中にはたくさんの人が歩いています。
もちろん、通りすがりの人もいるでしょう。
けれども、非常に多くの人はその地域のエキスパートで、
それぞれがその地域の認知地図を持っています。
そうした人に道を尋ねると言うにはよい方法です。